「危機にもかかわらずR&D持続…売上1000億時代開く」

景気後退に新種コロナウイルス感染症（コロナ19）事態が長期化し、企業の困難が加重されている。 しかし、このような中でも果敢な設備投資と経営革新を通じて未来を準備する産業団地入居企業がある。 高性能バルブなどを生産するユニロックは480億ウォンを投資し、最近、シファMTVに新工場を竣工し、飛躍の準備を整えた。 数年内の売上高1000億ウォン高地に上がるというビジョンも立てた。

半導体工場をはじめとする主要工場の生産ラインにはパイプが通る。 流体ガス等を搬送する配管である。 配管のあちこちにバルブがある。 小さな部品だが非常に重要な役割を果たす。 内部に流れる流体や気体が爆発性のある化学物質であるか、有害ガスの場合、それを正しく制御できないと事故につながる可能性があります。

シファMTV（マルチテクノバレー）にあるユニロック（代表有名号・63）は、こんなところに使われる高性能バルブを製造するメーカーだ。 これらのバルブの多くは米国や日本企業が国内市場を掌握してきたが、一つずつ国産化した。 超小型流体輸送システムも開発した。 日本系企業が主に供給してきた精密製品だ。 独自の金属コーティング技術を適用して腐食によるガス漏れを源泉防止する半導体用高性能レギュレータも国産化した。

今、先進国技術を上回る製品も披露し始めた。 新たに開発したプロセスバルブは、応答速度が1000分の5秒以下である。 それだけ短い瞬間コントロールできる。 流体を正確な量だけ制御できるという意味だ。 ユ代表は「バルブが単に開閉する機能から抜け出し、製造工程の成否を左右する核心部品として位置づけた」と説明した。

同社は昨年末、ここに新工場を竣工した。 大地約2万㎡、延べ面積1万5000㎡規模だ。 工場・事務洞・福祉棟が入った。 増設に備えて7600㎡の敷地を残した。 投資費は敷地買取と建築、設備投資を合わせて計４８０億ウォン（設備投資完了時基準）を上げた。 事務洞3階に入ると、鼻の前にシファホが広がる。 向かい側には火星恐竜アルファ石地をはじめとする野原が一目で入る。 遅い午後の落潮は壮観である。

ここに位置したのは、シファMTVを分譲した韓国産業団地公団が同社業種を先端業種に分類したことによるものだ。 工場のあちこちはクリーンスペースだ。 ユ代表は「半導体工場に納品する製品なので、韓国工場のクリーンルーム水準も半導体工場と似ている」と話した。 国内住取引先はサムスン電子SKハイニックスなどだ。 米国、ヨーロッパ、アジア、中東、南米などの40カ国以上に輸出する。 取引相手は石油化学、発電及びエネルギー、半導体、バイオ、燃料電池分野企業である。 自社ブランドである「ユニロック(Uni-Lok)」で供給している。

同社の成長は、ユ代表の技術開発に対する執念から始まった。 学校卒業後、ソウル清渓川にあるフィッティング類及びバルブ類生産業者に入社して営業を引き受けた。 この過程で製品特性を身につけ、後にはまったく技術を開発できるレベルに達した。 1984年、ソウル九老工具商店街近くの安養川トゥクバン近くで技術者1人、女職員1人を連れて創業した。 仁川南東産業団地を経て市化MTVに移転するまで技術開発のひもを置かなかった。 輸出でお金を製法稼いだ時、建物を買っておくという誘惑をたくさん受けたが振り払った。 製造業は先端技術と設備で勝負しなければならないという信念のためだった。

同社は30人余りの研究員を置いている。 ユ代表は研究室を「遊び場」と呼ぶ。 研究者たちが自由な雰囲気で相互交流しなければ創造的な製品が出てくると信じるからだ。 発明特許は48件（出願を含む）に達する。 ユ代表は「我々は最適化された設計技術、低温イオンプラズマ表面硬化熱処理技術、薄膜コーティング技術など高性能バルブ製造に特化した核心技術をすべて備えた」と述べた。

200人余りの従業員が置いている同社の売上は2017年480億ウォンに達した。 景気低迷と米中貿易紛争などの余波で昨年は３２０億ウォン水準に後退した。 しかし、むしろ沈滞期に研究開発を強化し、高性能製品を開発した。 プロセス用バルブおよび超小型流体輸送システムの開発が代表的である。 ユ代表は「高性能バルブなどの成果が出てきて注文も続いている」とし「数年内の売上が1000億ウォンを超えるだろう」と話した。


[韓国経済]キムナクフンハンギョングローバル江蘇企業研究院長nhk@hankyung.com | 2020.04.02 15:14
[ https://www.hankyung.com/article/2020040298101 ]